【初心者向け】塗装DIYガイド!プロが教える失敗しない為のコツ

「塗装DIYに挑戦したいけど、何から始めればいいか分からない…」

そんな方へこの記事では、プロの塗装業者が教える、初心者でも失敗しないための塗装DIYのコツを詳しく解説します。

塗料の種類選びから、下地処理、塗装方法まで、あなたのDIYを成功に導くための情報を載せています。最後までご覧ください!

目次

塗装DIYの魅力

1. コスト削減

DIY塗装の最大のメリットは、費用が大幅に抑えられることです。プロに依頼すると高額になる場合もありますが、自分で作業をすることで必要なのは材料費と基本的な工具のみ。経済的に負担を減らしながら、理想の仕上がりを目指すことができます。

2. 自由なデザイン

DIYなら、自分の好きな色やデザインを選べるため、オリジナリティを発揮することができます。細かい色の調整やデザインの工夫も自由自在。特に自宅のインテリアにこだわりたい方や、他とは違う雰囲気を出したい方には大きな魅力です。

3. DIYの楽しさ

塗装DIYは作業そのものが楽しく、完成した時の達成感もひとしおです。自分で手を動かして仕上げることで、住まいへの愛着も増します。DIY初心者でも取り組みやすく、家族や友人と楽しみながら作業するのもおすすめです。

塗装DIYの準備

「塗装DIYの準備」では、初めてでも失敗しにくくするための重要な準備について解説します。

適切な準備をすることで、作業がスムーズに進み、仕上がりも向上します。

1. 塗料の種類と選び方

塗装に使う塗料にはさまざまな種類があり、目的に合ったものを選ぶことが大切です。たとえば、外壁や屋外用には耐久性・耐水性が高い塗料が適しています。

水性塗料はにおいが少なく室内向けですが、油性塗料は耐久性が高く屋外でも長持ちします。仕上がりや用途に応じて、自分に合った塗料を選びましょう。

詳しくはコチラでも解説しています。↓

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2. 道具の準備

塗装作業には、ローラーやハケ、養生テープ、マスキングシート、刷毛、混ぜ棒、バケツなど、基本的な道具が必要です。また、塗料を手や服に付けないために、作業用の手袋やエプロン、作業後の片付け用の布なども揃えておくと便利です。

初めての方は、ホームセンターやオンラインで揃えられる「塗装キット」を活用すると、必要なものが簡単に揃います。

3. 作業スペースの確保

作業を始める前に、広くて安定した作業スペースを確保しましょう。外壁塗装の場合、近隣に塗料が飛び散らないように養生をし、周囲に迷惑をかけない準備も必要です。

室内塗装の場合は、家具や床が汚れないようにビニールシートや新聞紙でしっかりと覆うことを忘れないでください。作業しやすい環境を整えることで、仕上がりがぐっと良くなります。

4. 安全対策

塗装DIYは安全対策がとても大切です。高い場所を塗る場合は、安定したはしごや足場を用意し、滑り止めが付いたシューズを履くと安心です。また、塗料のにおいが強い場合は、換気を十分に行い、マスクを使用することが望ましいです。

特に油性塗料は有害物質が含まれていることがあるため、屋外や風通しの良い場所での作業を心がけましょう。

適切な準備を行うことで、初心者でもスムーズに塗装作業を進められるため、最初のステップとしてしっかり取り組むことをおすすめします。

下地処理の重要性

「下地処理の重要性」では、塗装DIYで美しい仕上がりを実現するために欠かせない下地処理について解説します。

塗装の前に下地処理をしっかり行うことで、塗料の定着が良くなり、仕上がりも長持ちします。

1. 古い塗料の剥がし方

古い塗料が残っていると新しい塗料がうまく定着せず、仕上がりにムラが出たり、早く剥がれたりする原因になります。剥がし方としては、まずスクレーパーやワイヤーブラシを使って剥がれる部分を取り除きましょう。

難しい場合は、専用の塗料剥離剤を使うと簡単に剥がせます。下地が平らで清潔になるように丁寧に行うことが大切です。

2. ヒビ割れの補修

外壁や木材の表面にヒビがあると、そこから水が浸透し、塗料の劣化や建物内部の腐食を招くことがあります。塗装の前にヒビ割れ部分はしっかり補修しましょう。細かいヒビにはシーラーやコーキング材を使い、幅が広い場合は、パテを埋め込んで平らにします。

表面をしっかり整えることで、塗料が滑らかにのり、均一で美しい仕上がりになります。

3. サビの処理

鉄製の部分にはサビが発生しやすく、サビをそのままにして塗装すると、表面が凸凹になったり、再びサビが出やすくなったりします。まず、サンドペーパーやワイヤーブラシでサビを削り落としましょう。その後、錆止めプライマー(錆防止塗料)を塗ってから塗装を行うと、サビの再発を防ぎ、仕上がりが長持ちします。

適切な下地処理を行うことで、塗装の密着度が高まり、耐久性も向上します。初心者でも手順を守れば、しっかりとした下地処理ができるため、作業の成功率がぐっと高まるでしょう。

塗装の手順

初心者でも失敗しにくい基本的な塗装の流れについて解説します。

塗装は「マスキング」「下塗り」「中塗り」「上塗り」の4ステップを守ることで、美しく長持ちする仕上がりを実現できます。

1. マスキング

塗装しない部分を保護するために、マスキングテープやシートで養生します。窓枠やドアノブ、壁とつながる床部分などを覆うことで、不要な場所に塗料が付くのを防ぎます。

マスキングは丁寧に行うほど仕上がりが良くなるため、面倒でもしっかり行いましょう。特に角や細かい部分は、テープをしっかり密着させておくことがポイントです。

2. 下塗り

下塗り(プライマー)は、塗料をしっかり定着させるための大切な工程です。下塗りを行うことで、上塗りが均一に仕上がり、塗料の持ちも良くなります。プライマーを塗布するときは、薄く均一に広げるのがコツです。

乾燥時間も守り、完全に乾くまで待ってから次の工程に進みましょう。

3. 中塗り

中塗りは、仕上がりの色と強度を高める重要な工程です。塗料を均一にのばし、ムラが出ないように気をつけながら塗り進めます。初心者の方は、ローラーを使うと広い面を効率よく塗ることができます。また、ローラーの動きを一方向に揃えると、きれいに仕上がります。

中塗りは塗料の厚みや発色にも影響するので、均一な仕上がりを心がけましょう。

4. 上塗り

上塗りは、最終的な仕上げです。中塗りと同様に塗料を均一に塗布し、ムラが出ないように丁寧に行います。仕上げの色をしっかり発色させるために、ローラーやハケで一定の厚さを保ちながら塗ると良いでしょう。上塗り後は完全に乾燥させることで、耐久性が向上します。

これらの4つの手順を踏むことで、初心者でもきれいで長持ちする塗装が可能です。丁寧に作業することで、仕上がりに満足できるDIY体験ができるでしょう。

塗装DIYでよくある失敗と対策

「塗装DIYでよくある失敗と対策」では、初心者が陥りがちな失敗とその対策について解説します。正しい知識と工夫で、きれいに仕上がる塗装を目指しましょう。

1. ムラになる

塗装のムラは、塗料の量や道具の使い方が不適切な場合に起こります。対策としては、ローラーやハケに適量の塗料を含ませ、一定方向に均一な圧で塗ることが大切です。

また、下塗りをしっかり行い、表面の凹凸を整えることでムラが出にくくなります。広い面を塗る際は、ローラーを使うと効率良く、ムラの少ない仕上がりが期待できます。

2. ハゲてしまう

塗装後に剥がれたりハゲたりする原因は、塗料がうまく密着していないことです。特に、下地処理や下塗りが不十分な場合、上塗りがしっかりと密着せずに剥がれやすくなります。

表面の汚れやホコリ、古い塗料は事前にしっかりと取り除き、プライマーなどの下塗りを丁寧に行いましょう。また、塗料ごとの乾燥時間を守り、完全に乾かしてから次の工程に進むことも重要です。

3. 色が思った通りにならない

色がイメージと違って仕上がることは、塗装DIYでよくある悩みです。塗料は乾くと色味が変わることがあり、室内の照明や自然光の下で見たときにも印象が異なる場合があります。

対策として、小さい範囲に試し塗りをして乾燥後の色を確認するのがポイントです。複数の色見本を比較し、実際の環境での見え方も確認すると理想に近づけます。

4. 長持ちしない

塗装が長持ちしない原因は、下地処理や塗料の種類、塗り方が適切でない場合が多いです。

屋外用の耐久性が高い塗料を選ぶことはもちろん、下塗り・中塗り・上塗りの順番を守り、しっかりと乾燥させることが大切です。また、適切な厚さで塗装することで、耐久性が向上し、長持ちする塗装面を実現できます。

初心者でもこれらのポイントを押さえることで、失敗を防ぎ、満足のいく仕上がりが実現できます。

プロが教える塗装のコツ

「プロが教える塗装のコツ」では、初心者でもきれいに塗装できるプロのテクニックを紹介します。

道具の使い方や作業のタイミングを意識することで、仕上がりが格段に良くなります。

1. ブラシとローラーの使い方

塗装道具にはブラシ(ハケ)とローラーがあり、それぞれ適した使い方があります。ブラシは細かい部分や角、狭い場所の塗装に向いており、細かい作業には最適です。一方、ローラーは広い面を均一に塗るために便利で、時間短縮にもなります。

初心者の方は、まずブラシで縁取り(カッティング)をしてからローラーで広い面を塗ると、ムラが少なくきれいに仕上がります。また、ローラーを転がす際は軽く一定の力を入れ、一方向に動かすことで、均一な塗り面を作りやすくなります。

2. 天候の影響

外での塗装作業では、天候が仕上がりに大きな影響を与えます。雨の日や湿度が高い日には、塗料がしっかり乾かず、色ムラや剥がれの原因になります。また、風が強いと塗料が飛散し、周囲が汚れてしまうこともあるため注意が必要です。

塗装には、晴天で湿度が低く、風が穏やかな日を選びましょう。特に湿度が60%以下の乾燥した日が理想的です。温度も重要で、10℃以下だと塗料が乾きにくくなるため、温度が安定した日を選ぶことも大切です。

3. 乾燥時間

塗料は各工程ごとに十分な乾燥時間を確保することが重要です。下塗り、中塗り、上塗りのそれぞれの工程で塗料が完全に乾燥していないと、次の塗料がうまく密着せず、剥がれやムラの原因になります。

塗料の種類によっては、乾燥時間が異なるため、使用する塗料の指示に従いましょう。早く仕上げたい気持ちはわかりますが、焦らず乾燥させることで、美しい仕上がりと耐久性が得られます。

プロのコツを取り入れて作業することで、初心者でも安心して塗装DIYに挑戦できます。

塗装DIYのQ&A

塗装できる素材は?

塗装できる素材は、塗料の種類によって異なります。一般的に、木、金属、プラスチック、コンクリートなどが塗装可能です。ただし、素材の種類や状態によっては、下地処理が必要な場合もあります。

  • 木: 家具、ドア、窓枠など、様々な木製品に塗装できます。
  • 金属: 鉄、アルミ、ステンレスなど、金属製の物にも塗装できますが、サビ止め処理が必要な場合もあります。
  • プラスチック: プラスチックの種類によっては、塗料が付きにくいものもあります。事前にテスト塗装をして確認しましょう。
  • コンクリート: 壁、床など、コンクリート面にも塗装できます。

何度塗りすればいい?

塗料の種類や、塗りたい面の状況によって、必要な塗りの回数は異なります。一般的には、下塗り1回、中塗り1回、上塗り1回の合計3回が目安です。

  • 下塗り: 下地との密着性を高め、上塗りのノリを良くします。
  • 中塗り: 下地の色を隠蔽し、上塗りのためのベースを作ります。
  • 上塗り: 最終的な仕上がりを決める工程です。

塗料の保存方法は?

塗料の保存方法は、塗料の種類によって異なります。

  • 水性塗料: 冷暗所で密閉して保存します。凍結させると品質が劣化します。
  • 油性塗料: 密閉して、直射日光の当たらない涼しい場所で保存します。

塗料の缶に記載されている保存方法を必ず確認し、適切な方法で保存しましょう。

その他のQ&A

  • 塗料の希釈: 塗料は、水やシンナーで薄めて使うことができますが、薄めすぎると塗料の性能が低下することがあります。
  • 乾燥時間: 塗料の乾燥時間は、気温や湿度によって異なります。塗料の缶に記載されている乾燥時間を必ず確認しましょう。
  • 重ね塗りのタイミング: 前回の塗料が完全に乾いてから、次の塗料を塗りましょう。

塗装DIYは、準備が大切です。この記事で紹介したQ&Aを参考に、疑問点を解消して、DIYを楽しんでください。

まとめ

塗装DIYの魅力や失敗しないためのポイント、プロに依頼する場合のメリットについて振り返ります。

1. 塗装DIYの楽しさ

塗装DIYは、自分で手を加えることで愛着が湧き、完成したときの達成感が味わえる楽しい作業です。好きな色やデザインで個性を表現できるので、住まいにオリジナリティをプラスできます。初心者でも基本の手順を守れば、きれいに仕上げることが可能です。

2. 失敗しないためのポイント

塗装での失敗を防ぐためには、下地処理や道具の使い方、乾燥時間を守ることが大切です。また、天候や温度の管理も仕上がりに大きく影響します。適切な準備と慎重な作業が、満足のいく仕上がりを実現します。

3. プロに依頼する際のメリット

プロに依頼すれば、高品質な仕上がりが期待でき、保証もついているため安心です。難しい場所や大規模な作業を任せることで、時間も節約できます。プロの技術とアドバイスを活用し、理想の仕上がりを叶えましょう。

私たち工藤塗装は東大和市にある、「責任」と「信頼」を大事に20年以上業界に携わって来た塗装屋です。お客様の小さな”こだわり”にもお応えできるよう、住宅の問題やご要望を伺いながら、ひとつひとつ丁寧に施工を行っております。

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